CLAUDIO BELLINI Studio

クラウディオ・ベッリーニは世界的に有名な建築家兼デザイナーで、世界的なビジョンと先進的なデザイン哲学で知られています。1996年にミラノでCLAUDIO BELLINI Studioを設立。家具、製品、インテリアデザインの革新的な作品で国際的に認められた総合デザイン事務所です。このスタジオの真骨頂は、エレガントな機能美と、異文化の視点とイタリアのデザインの伝統を融合させる能力にあります。」

デザイナー、クラウディオ・ベッリーニのポートレート
ヘレナ・クリステンセンとクラウディオ・ベッリーニの対談

デザインインタビュー

デンマークとイタリアのデザインが融合

ミラノは、デンマークとイタリアの最高のデザインを融合させた場所です。「外観はクリーンで、ミニマルで、精密で、制御された表面です」とクラウディオ・ベッリーニは言います。「でも、インテリアは官能的で、豊かで、居心地の良いもの。この二重性が重要です。デンマークとイタリアのデザインの感性が融合したものだと思います。」

ブラックのソファの横にブラックのExpose サイドテーブルがあり、その上にブラックのParis テーブルランプが置かれています。ドレープのかかった台座の上にRubble ヴェースを置いたクラシックなインテリア。

デザインが形づくる人生

著名な建築家でデザイナーのマリオ・ベッリーニの息子であるクラウディオは、デザインとともに育ちました。「父のスタジオに行って、 何かがアイデアから、紙上から、実際の物体へと進化するのを見るのは、 魔法のようでした」 彼は、特別な家族休暇の思い出を大切にしています。「他の家族がビーチで夏を過ごしている間、私たちはミニバスで中東を探検し、砂漠でキャンプをし、8月には古代の遺跡を訪れました。冒険心が私を形作ってくれました」

木の床の上にブラウンマーブルのMilano サイドテーブルとイエローのオブジェがあり、ベージュのArezzo ファブリックを使った Milano コーナーソファの横に置かれている。

日常のアーキテクチャー

CLAUDIO BELLINI Studioがボーコンセプトのために初めて手掛けたデザインは、建築的なアプローチと詩の世界を思わせるフォルムが見事に融合し、もはやソファを超え、ライフスタイルの提案です。「建築家として、自宅に構築する風景を想像します」とベッリーニは言います。「ソファをデザインするときは、それが単なる製品ではなく、座る場所だと考えています。私は場所をデザインすることに興味があります。ソファは、家の大切なスペースのひとつであるリビングの中心的な役割を 果たします。

サンドファブリックのモジュール式ソファ、ブラウンマーブルの円形コーヒーテーブル、クリームとグレーのテクスチャーラグを配置した広々とした部屋。
「デンマークデザインはクラフトマンシップと工程に根ざしています。そこにある透明感は、心に響きます。イタリアのデザインは、より挑発的なものが多く、それよりは、一歩先を行くことの方が多かったわ。」

クラウディオ・ベッリーニ

CLAUDIO BELLINI Studio デザインチームの白黒のグループ写真

コラボレーションが織りなす力

CLAUDIO BELLINI Studio は30人ほどのデザイナーで構成されるチームです。「つながり、話し合い、一緒に何かを構築します」とクラウディオは言います。